ランチハント日記・主水@三越前(島根県の郷土料理/がいな丼)
三越前でランチハントするにあたり、コレド室町に行こうかなぁと思ったんだけど、折角なのでいつもとは違う出口から地上に出てみようと思ったのでありんす。
あれ。
ジャスト三越前に立ってみたものの、意外と飲食店がないぞ。
かわりに目に飛び込んできたのは物産館。
あ。
日本橋っぽい。
ということで目の前にあった「にほんばし島根館」へ。
右の入り口からは島根居酒屋、左の入り口からは島根イタリアン。
いつもならイタリアンなんだけど、今日は和食が良かったの。
とはいえ郷土料理ということもあり馴染みのないラインナップだったので、外に置いてあるランチメニューを見ながら少々悩む。がいな丼って何よ。GAINAX以外でがいなとかいうワードを聞く日が来るとは思ってなかったし。
かといってイタリアンの方はメニュー出てないんだよね。悩みどこだわ。仮に入って本日のパスタがアマトリチャーナとかアラビアータだったらやなんですよ個人的には。
そうこうしている間に、次から次へと島根居酒屋に人が流れ込んでいく。
え。
なに。
じゃああたしもそっちにするぅ。
12時過ぎの段階で、中は満席。
先に2人連れが待っている。
待つならイタリアンの方に行こうかなぁと後ろを振り返ると、いつの間にか10人くらいが列を作っている。
えー。
事実ベースで見たらあたしとか30分くらい並んでやっとここまで来た感じになってるじゃん。
うかつに逆算したらこの場を離れるのが惜しくなってしまった。
という事でそのまま待つことに。
この船に乗ってやるぜ。そしてがいな丼を心ゆくまで味わってやるぜ。
数分後に席へ。前の2人組が動くと間もなく私も案内された。実際、一人客の私はとっくに席空いてたんだけどここは順番通りらしい。他のグループ見ててもそうだった。
普通のお店って一人客は優先的に通されるけどここは違うみたいね。
あぶりいさきのがいな丼〜えごま醤油だれ〜を注文。
いや、だってさ、「脂がとってもノッている」っていうからさぁ。乗ってるだけじゃないんだよ。ノッてるんだよ。そこにどうにも心引かれたの。
加えて「6月だけの新ランチメニュー」「限定10食」の文字が踊ったら私には断る理由はございませぬ。
そう時間はかからず出てきた。
お盆にはがいな丼と、お味噌汁と、切り干し大根と、お漬け物と、薬味。
切り干し大根が油断して食べたら辛い。わさび風味?きんぴらごぼうなら辛いかもってちょっと思うけど切り干し大根には警戒出来なかった。
たくあんと梅干しとわさび。たくあんの味が強烈だった。味が濃い。こんなの初めて食べた。わさびはかなり乾いてる。
わかめとわけぎとなめこの味噌汁。業務用って感じ。
がいな丼。
いさきを口に入れた瞬間、炙った感と脂が乗ってる感とが一気にギューンて。もうお昼に食べるものじゃないよ。
具沢山で実際はどうあれ体に良さそうなのが良い。とびっこ、海苔、玉子、みつばが乗っていて上に白ねぎ。
えごま醤油美味しい。このままご飯にかけて食べてもいいくらい。
見た目はそうでもなかったのに結構多いです。
途中でだし汁を持ってきてくれる。お茶漬けにして二度楽しめますっていう。普段からそんなに食べないしこのままでも十分美味しいしお茶漬けなんていらないと思ってたけど食べてみたらカモナニューワンダフルワールドでした。つまり美味しいです。汗出てきた〜。
しまいにはだし汁が美味しくてそれだけ飲んでしまった。最初はしょっぱかったのに。慣れって怖い。ラーメンのスープ全部飲めるのも舌が慣れるからだよね。いきなりスープだけ飲めって言われたら無理でしょ。
しょっぱいとか言いながら最終的には塩こんぶにだし汁かけて食べたら美味しくてさぁ。塩分過多な日本人の私。
しかし満足です。お酒飲みたいけどね。ただ飲みに来たら主食のがいな丼に行く前にお腹いっぱいになっちゃうと思う。
12時の入店時から行列は途切れることなく続き、待ってるお客さんがいなくなった頃には12時半を回っていた。40分くらいになってたかな。すごかー。あ、これ博多弁だ。てか島根弁分からない。だんだん?
三越前「主水」。キーワードは駅近、行列、特産品。
がいな丼が名物。値段は具によって1000円から。普通のメニューもある。そっちは1000円未満なので、常連さんはそういうのを頼んでるんだと思う。新規のお客さんは割とがいな丼を試してる印象。
夕方までお腹空かなかった。お茶漬けで締めるからかも。こんな地域文化体験が出来るとは思わなかったので得した気分。楽しいです。混んではいるけど12時前か12時40分以降なら並ばずに入れると思われる。皆様も日本橋にいらした際は、宜しければ。
※こちらは2013年6月の情報です