感動!興奮!そして思わず探しちゃう?ウォーリー展レポ@松屋銀座
ウォーリー展へ。
あまり時間がなかったのでとりあえずバーっと見ようと思ったもののなかなか進めない。
なんかさ、つい探しちゃうんだよね。探さずに原画のタッチとかだけを楽しもうと思ってもふとウェンダが目に入るとウォーリーも見付けたくなっちゃうの。
概ねウェンダの方が見つけやすい。わざとなのかたまたまなのか。
そしてウォーリーが隠れられるのは本の中だからだと思った。巨大なパネルだと数秒であちらから目に飛び込んでくるレベルに見付けやすい。
同じ一枚の絵でも探したくなるものとあまり見る気にならないものとがあって興味深かった。やっぱり人間の数が少なかったり細かい書き込みが少ないものの方がすぐ見付かりそうだからつい目が探しに行ってしまうんだよね。
後期はパソコンで彩色するようになったから原画が色を付けないまま残ってて、それを見ると絵柄の書き込みのすごさをより感じさせられる。
生の原画なだけあってペン跡とか修正の痕跡が見えてちょっと感動した。当然だけど本当に人が描いるんだなっていうことをしっかりと思って。
しかし見れば見る程にこれを描く能力がすご過ぎる。まずこの人数を描くのがすごいしそれぞれの人について誰一人表情や衣装が重なってないのがすごいし背景の書き込みの細かさもすごいし小ネタをいっぱい仕込んでることもすごい。
小ネタは今まで全く注目してなかった。クリエーターが面白ポイントを解説するボードで知った。そこが一番またウォーリーを探せをやりたいと思う動機になった。自分でも発見したい。子供の頃なんてウォーリーを探すことしか考えてなかったし。
子供の頃に描いてた絵がもうただ者じゃなかった。売れる前のもかわいかったりちょっと怖かったり今の世界観が既に確立されてたり色々あって、でもとにかく絵の上手さがベースにあってこその作品なのだということを今更ながら初めて思った。
きっと脳のある部分が人と違うんだろね。その最も良い部分が良い方向に花開いたんだと思う。
驚いたのは最後に輪郭を描いていたこと。素人のイメージだと下書きしてペン入れして最後に色を塗ると思うじゃん。そしたらシャーペンで描いたところに先に色を塗ってその後にペンでなぞっていた。
そんな発見が出来たのは作画風景の手元を撮ったビデオを流していてくれたから。めっちゃ細いペンで描いてめっちゃ細い筆で色塗ってた。
わずかに線を震わせてることにも初めて気付いた。普通の人だったら1秒で描くラインを10秒くらいかけて描いていた。こだわりが強いのだな。
それ考えると一枚のウォーリーを探せの制作にどんだけかかるんだろう。気が遠くなるよね。
最後にあった立体ウォーリーも大分やばかった。正常な精神状態の人が生み出せる作品じゃないと思う。
この辺に本物のウォーリー居るって答え書いてあるのにそれでもなかなか見付けられなかった。見付けた時には結構嬉しかったし。
紅茶花伝のタイアップ作品があってうらやましかった。私も将来何か事業を起こしたらそのバージョンのウォーリー作りたい。
さっと流しながら見るだけのつもりがつい夢中になってしまったなー。次の用事の関係であんまり居られなかったけど本当はもっと見ていたかった。全ての作品で探そうとしたら1日居られるよ。
松屋館内を探すとかスタンプラリーもあって時間あればやりたかった。それ感あるお店あったけど実は違ってうけた。
子供の頃に楽しんでた人はきっとおおーってなるんじゃないかな。おすすめです。GWにおひまのある方は是非。
※公開したつもりが下書きに入ってました。終わっちゃったけどせっかくなので今更公開。もう中旬だし……。