ランチハント日記/吉松亭@大塚(馬肉料理)
午前中ラストは北大塚のお客さんのところへ。
お昼ちょっと前に終わった。13時過ぎには一旦会社に戻らないといけないからランチハントしてる間ないなぁ。近場にあれば食べて帰れるけど。
と思った矢先、駅へと戻る道すがらランチの立て看板が目に入る。
写真の感じから和定食屋さんかぁーと思いながらメニューを見ると、目に飛び込んできた「馬丼」の文字。
え。
うまぁ!?
なにそれ。
超興味あるし。
おまけに、いかにも下調べして来るタイプっぽいお店を偶然見付けた高揚感たるや。場所的にも駅から離れてるっちゃ離れてるし。
その一方で、サラブレッドの姿が頭をよぎる。
彼らを食べるのか(違うけど)……。
ひとまずお店の方に行ってみる。
なんか岩造りで高級感あるね。
これも出会いだし食べてみるか。
石段を下りてお店の前へ。
ごめんねナリタブライアン。
中は定食屋さんっぽいんだろなと勝手に思いながら引き戸を開けると、広いっ。左半分がテーブル席、右半分がお座敷になっている。間の通路も広くて高級感がありんす。ちょっとした料亭みたい。
私はテーブル席へ導かれたのでそちらへ。テーブル席は2つに区切られてて、手前がグループ用、奥が一人客用みたいね。全部4人掛けだけど。
てゆうか一人客多くてちょっとびっくりした。部長クラスっぽい人が多い。結構見られた。ですよねー生意気ですよねーこんな小娘はマックで十分ですよねー。
しかし外で見た時にもちょっと思ったんだけど、馬丼がランチの中心メニューだろうに写真見るとあんまり美味しそうじゃないのよ。やっすいポークソテーみたいな。乾いた感じだし。馬刺って赤身の色濃いからもっと牛肉っぽい感じに焼き上がりそうなのにな。
馬丼のつもりで来たけど、うま煮丼にしようかなぁ。
でもやはりベーシックに行きたい。ベタな展開とベーシックな選択が大好きな人間です。
先にお漬け物(刻みたくあんとにんじん)、小皿(ひじき煮)、お吸い物(溶き玉子)が来た。
お吸い物美味しい!優しい味付けでごくごく飲めそう。ごくごく飲むものじゃないけど。
ひじき煮はしょっぱい。ご飯がないと食べ進まないかなぁ。
お漬け物は普通。そんなに好きじゃないからジャッジ出来ないや。
少しして馬丼がやって参りました。
てゆうか馬丼って名称だけどどんぶりに入ってないよ。お寿司とか入ってそうな。なんか立派。馬重って感じ。
ぱかっと開ける。
ああ!
美味しそうっ!
写真と全然違うじゃーん。
メニュー写真より何倍も美味しそうですから、残念!馬丼食べるつもりで来たけどメニュー見たらそんなに美味しそうに見えなかったから別の頼んじゃったよ斬りっ!みたいな。斬り部分は結構適当です。
ほんと、写真より全っ然いいし。普通は写真の方が良くて、でも実物が写真と違ってもまぁ仕方ないなって思うというのが世の常だとゆーに。メニュー写真の即時変更を進言したい。
さあ食べましょう。
ぱく。
はにゃあ。
サシがとろけるでやんす。
場所によってはちょっと固いとこもある。でも長く噛んでてもぽそぽそしないね。そして全く臭みがない。甘辛な味付けでごはんもススムくん。
脂肪が1cmくらいの角切りになって上に乗ってるんだけど、まさしく至福だよね。
とぅるんって融けて、夢の様に消えていきます。臭みやアブラっぽい嫌な感じが全然ない。もう魔法のキューブだね。マドカマギカもびっくり。
んー。
脂肪分を摂取するとドーパミンが放出されるという人体構造を全身で感じています。
半分食べたらねぎ塩をかけて食べると説明書に書いてあったのでその様にします。ちなみにねぎ塩って聞いてカレー塩とか抹茶塩みたいな味付いてる系かと思ったら濃い塩味のねぎだった。
んー、個人的にはたれだけで食べた方が好きだなぁ。美味しいことは美味しいしねぎの辛みでまた違った味わいにもなるのだけど、このお肉ならたれがいい。ちょっとねぎ塩で頂いて、後はたれだけに戻った。
いやー、満足です。食べて良かった。そして直感通り馬丼にして良かった。
食べ終わってから気付いた。
ねり丸もお馬さんだったなぁー。
大塚「吉松亭」。キーワードは料亭・隠れ家・特別感。
馬丼1180円。うま煮丼っていうちょっと牛丼みたいなやつは780円。馬のすじ肉入りハンバーグとか馬肉野菜炒め定食、馬刺定食もあるよ。鰻重やうどん、ミックスフライ定食など、馬以外のメニューも何品かある。
なんか旅先にでも居るみたいです。嬉しいです。美味しいです。一度体験してもいいと思うよ。皆様も大塚にいらした際は、是非。